PROJECT取組の紹介

PROJECT07

平成29年山鹿市に誕生した、NSP山鹿工場、その全貌とは

NSP山鹿工場の特徴

1世界初、最大級の養蚕施設
 NSP山鹿工場の敷地面積は、13,732㎡、建物の延床面積は、4,174㎡/1,260坪となります。
 工場内部には、カイコの餌となる桑葉を加工して、人工飼料にする最新設備も備わっており、人工飼料の調製・開発から繭の生産までを一貫して行うことができるなど、世界的にみても最新鋭・最大規模の周年無菌養蚕工場です。
2完全無菌環境の空調で管理された最先端の飼育設備設
 カイコは、病気にとても弱い生物で、その飼育環境次第では繭の生産効率を大きく左右することになります。
 このNSP山鹿工場では、従来の技術をさらに改良した最新の設備を導入し、常温・常湿・無菌レベルを調整可能とするなど、カイコの飼育に合わせた最適な環境を造りだすことのできる工場となっております。
 その内部は、クラス10,000のクリーンレベルを誇ります。
3年間を通した養蚕が可能
 養蚕に必要不可欠な桑の葉は、春から秋までしか収穫ができないこと、またカイコも冬場の低温期では飼育できないなど、従来の養蚕では季節的な制限があり、年間で3回程度の収繭しかできませんでした。
 しかし、このNSP山鹿工場では、桑葉を粉末にして貯蔵する設備と、飼育室の温度・湿度を一定に保てる空調設備を備え、年間を通して24回以上の収繭が可能となります。

NSP山鹿工場で生産される繭の魅力

 日本国内の研究機関や、様々な分野の企業等にも注目が集まっており、年間を通した量産体制と販路が整い次第、順次生糸・繭の販売を開始していく予定です。
 このNSP山鹿工場で生産される最先端の繭からできる製品を世界中の皆さまへお届けできるように、さらに高い品質と多機能性を持たせた繭の生産を目指し、これからも日々研究開発を続けていきます。