PROJECT取組の紹介

PROJECT03

世界最大規模の周年無菌養蚕工場の建設と、最先端環境を活用した新シルク産業

平成29年4月27日、山鹿市に誕生する世界最大・最新式の工場概要

 『SILK on VALLEY YAMAGA』プロジェクトの拠点となる本工場は、繭をイメージしたR形状のやわらかさと、山鹿市の中山間地域の風景に溶け込み緑に映えるよう、いぶし銀のカラーリングで親しみの持てる外観としています。
 その内部は、クラス10000のクリーンレベルと、温度・湿度管理を徹底することで、高品質で安定した繭の生産を可能にします。
 生産室では、そのクリーンレベル維持のため閉鎖的な空間となりますが、職員の休憩時には外部の風景が見渡せる開放的な空間を設置するなど、労働環境にも配慮した最先端工場を目指します。
建設場所
旧広見小学校跡地(鹿北町芋生)
建設期間
平成28年7月27日〜平成29年4月26日
竣工
平成29年4月27日
敷地面積
13,732㎡
建築面積
4,174㎡(1,260坪)鉄骨造・平屋建
総工費
約23億円

工場完成予想図

最新式の養蚕システムの特徴と強み

(株)あつまる山鹿シルクとは/企業概要

 九州・名古屋エリアにおいて、求人情報誌「あつまるくんの求人案内」「ゲットサポート」を毎週全16版発行している株式会社あつまるホールディングス(本社:熊本市)が、新規事業として養蚕・シルク分野への参入を行うこととなりました。
 創業から35年、ゴルフ場事業に参入して13年。熊本で養蚕の輝きを取り戻すべく、2014年10月に農業生産法人『株式会社あつまる山鹿シルク』を設立。
 山鹿市内に約25ヘクタール(約75,000坪)の広大な耕作放棄地を桑園造成地として取得、その標高600mに広がる桑畑を我々は、「天空桑園」と名づけました。2015年春から桑苗の植え付けを始め、2017年1月現在、25ヘクタールのうち約9割程度の造成が完了しています。
 また、2017年の4月以降には年間を通しての養蚕が可能となる無菌養蚕工場の操業を開始し、高品質・高機能シルク(絹)の生産体制を整えます。
 全く新しい分野でのスタートとなりますが、これまで本社が培ってきた信頼と実績を活かし、地域と共に成長していく企業を目指します。